逆根管治療の神髄
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73症例4GPが着手しやすいと思われる症例Case1図31 GPが₆近心根へ逆根管治療する場合,上顎洞と十分距離がある症例を選択することを勧める.①根尖病変と上顎洞が十分離れている症例(図31)①根尖病変が上顎洞へと交通している,もしくは上顎洞と近接しており,穿孔の危険が高い症例②CBCTによる術前診査で,頬側の骨が残存しており,歯根を見つけるのが難しい症例③近遠心根の両方にアプローチが必要な症例(図32,39~45)専門医による処置が適当であると思われる症例Case2②術前に瘻孔が存在し,フラップを開ければ歯根がすぐに見つかる症例図32a 専門医による処置が適当かと思われる症例.₆の近心根にはレッジがあり,遠心根にも処置が必要.病変は上顎洞へも波及している.図32b 遠心根へのアプローチは頬側(赤線)からではなく,近心(緑線)から! 近心根にはMB2の存在が疑われるがCBCTでも見えない.遠心根へのアプローチは近心根の根尖を切除したスペースから行う.

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