歯科医院経営を安定させたい院長へ77のアドバイス
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1.院内マーケティングについての不安107◦ターゲットを院長の得意な分野で診られる人に絞る 院長の得意なこと、院長の歯科医院が提供できることに合った患者さんが来院すれば、集患コスト、診療コストは下がり、患者満足度は上がります。 一方、院長の不得意な診療や治療を求める患者さんが来院されても、診療コストもかかり、患者満足度は上がりません。 すべての患者さんを診ることは現実的ではありません。ぜひ、顧客を絞ってください。 しかしながら、歯科医師法19条に応召義務が課せられていますので、患者さんが希望した診療を断ることはできません。ですので、まず歯科医院としてどんな方針で診療を行っているかを患者さんに伝えることが大事です。しっかりと伝えれば、医院の方針に合った患者さんが残るようになります。結果、顧客を絞ることにつながります。 どんな患者さんに来てほしいかを明確にしましょう。予防を希望する患者さんなのか、自費診療を希望する患者さんなのか。これを明確にし、それに合う医療サービスの提供、そしてマーケティングをしていきましょう。 自分の歯科医院に来ている患者さんの層をいちばん知っているのは、スタッフであることが多いです。スタッフから教わることも大事です。どんな患者さんが来ていて、どんなことが喜ばれているかをスタッフに聞きましょう。 すでに自分の医院を評価してくれている患者さんがどんな方なのか理解できているならば、来てほしい患者さん向けに、待合室などの環境や雰囲気、スタッフ、提供するサービスを整備したり工夫したりしながら検証してみましょう。Dr. 黒飛 [歯科医師コンサルタント]からの アドバイスDH 濵田 [歯科衛生士コンサルタント]からの アドバイス解決策具体的なあなたは得意な治療を提供でき、患者さんはそれを受けることができる。この状態が、患者さんにとっても、歯科医院にとっても幸せな形です。成功のMessage

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