歯科医院経営を安定させたい院長へ77のアドバイス
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2.スタッフがなかなか育たない61「無理」からは何も生まれません。最初から「できる」とは思わなくていいので、せめて「できない」と思うことをやめてみましょう。▪歯科衛生士による施術のタイムマネジメントをマニュアル化する スタッフのスキルの現状把握をし、基本のタイムマネジメントを患者さんの症状別に作成していきます。 さらに、患者さんの口腔内環境に合わせて、「1回20分のパターン」「1回60分のパターン」などのように、適切な時間管理ができるよう、それぞれの施術内容を整理します。 このフローとタイムマネジメントを、どんなスタッフでも研修し臨床で行えるよう、マニュアルとして作成しておきましょう。解決策具体的な 患者さんの口腔内の状況に合わせて施術するという方針を明確にしていくならば、一律に20分は難しいと思います。ケースに合わせた時間を決めるとよいと思います。 仕事は、最初から「無理」と言い切られてしまうと、良い結果を導くことができません。「無理」と拒否されない指示や提案の仕方を工夫されてはどうでしょうか。スタッフが院長先生の指示や提案を拒否する多くの理由は、指示や提案を「イメージできない」ということです。 ですから、たとえば、メンテンスを「20分でできる・できない」のラインで提案するのではなく、「できるのはどんなケース」「できないのはどんなケース」などと考え提案することで、誰でもイメージができ、わかりやすく取り組める仕組みをつくることができるのではないでしょうか。20分の施術タイムマネジメント例報告・指導・会話5分問診・診査・会話5分施術10分Dr. 黒飛 [歯科医師コンサルタント]からの アドバイスDH 濵田 [歯科衛生士コンサルタント]からの アドバイス成功のMessage

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