歯科医院経営を安定させたい院長へ77のアドバイス
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1.スタッフとのコミュニケーションがうまくいかない41▪感情を優先するスタッフに全員が大切だと理解させる 経営者である院長は、仕事や臨床を中心とした生活を送っている人が多いです。「自分の医院が外からどう見えるか?」など、外からの評価も気にしています。 しかし、特に女性が多い歯科医院のスタッフは、仲間より仕事より自分の気持ちを優先させがちです。仕事の大切さ以上に大切にするのが、自分の気持ちや人間関係です。 ときどき歯科医院の全員で食事に行き、普段とは違う組合せで座らせる、非日常の空間をつくりお誕生会をするなどして、「院長にとって全員が大切なスタッフである」ということを理解させましょう。解決策具体的な 歯科医院に理念やルールなどの判断基準があれば、院長はそれに沿って判断できるようになり、片方の肩をもたなくて済むようになります。まずは、「こういうときはこうする」というルールを作りましょう。 経営者として「改善の提案や現状把握のための時間は設けるが、悪口は聞かない」という態度を貫いてください。 また、「情報としては聞いておくけれど、それに関して片方の話だけで動くことはできない」、「人は誰でも育ってきた環境で価値観や評価が変わるけれど、多くの時間を一緒に過ごす仲間を尊重できるよう、お互いに差異を超えて理解しあう時間を設けるから、いちどしっかり話し合おう!」と双方に伝えましょう。スタッフには、それぞれに自分の正義があります。ただ、それを主張するのではなく、お互い尊重できる気持ちを大切にしましょう。Dr. 黒飛 [歯科医師コンサルタント]からの アドバイスDH 濵田 [歯科衛生士コンサルタント]からの アドバイス成功のMessage

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