世界で最も成功率が高いスカンジナビアエンド
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405060708090100根管治療の成功率(95%信頼区間)Strindberg (1956)Bergenholtz et al. (1979)Kerekes&Tronstad (1979)Barbakow et al. (1980)Sjogren et al. (1990)Smith et al. (1993)Friedman et al. (1995)Molven et al. (1988)抜髄成功率 %Miyashita (2001)82成功率改善率Ng et al. 20088390907081抜髄失活歯感染根管図2-71e,f 初診時(2008.11.13)の₆と根管充填1年後(2009.12.18)のエックス線像.図2-71g 根管充填2年後のエックス線像.功に導くには,治療時間を十分にとって無菌的な配慮が行えるような臨床システムと治療システムを作ることが重要になる.エンドの研修会でテクニックを学んだからといっても,その時間をとれるようなシステムづくりをしなければ無駄になってしまう. 最近では根管形成を回転器具などで行うことで時間短縮ができるようになってきたが,細菌を根管まで到達させない環境をつくれるかどうかである.抜髄操作では細菌感染をいかに根管へ導かないかが最も重要になる.もともと根管内には細菌が侵入しないようになっている(図2-63,Ricucci. 2003, Ricucci, et al. 2014).歯髄炎を起こしている歯の歯髄は,ごく一部のみが炎症を起こしているのであって,細菌の図2-72 専門医あるいは専門医の管理の下に行った学生による根管治療の成功率(95%信頼区間).テクニック的に未熟な学生であっても抜髄根管の成功率は非常に高い.図2-73 根管治療の成功率と改善率. Ng YL, Mann V, Rahbaran S, Lewsey & Gulabivala K. Outcome of primary root canal treatment: systematic review of the literature‒Part 2. Influence of clinical factors. Int Endod J. 2008;41(1), 6-31.抜髄治療99

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