患者さんの不安・疑問に答える
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115口内炎が1か月以上も治らない.がんの心配はないか?いってはいけないDon’tよくわかりません? (患者さんに余分な不安を与えないこと.また安易に過度の期待をさせないこと)大丈夫ですよ! (根拠なく,悪性/良性の診断は行わない.いわない)しばらく様子をみましょう! (いたずらに長期にわたり長引かせないこと.過去に初診医の安易な対応,不適切な治療期間の設定により,2次医療機関への受診が遅れ,問題となった経験がある)図1 義歯による褥瘡性潰瘍. 義歯の調整により潰瘍は消失した.図3 生体染色法.軟組織病変の境界,形態などを際立たせる手法である.a:潰瘍性病変.周囲に硬結を認める.b:2%トルイジンブルー液散布する(5~8mL).30秒間着色され,凹凸病変が際立って描出される.c:水洗後にヨード散布する(5~10mL).周囲に不染帯が現れ,病変範囲がより描出される.図2 約1か月以上続く潰瘍性病変. 病理組織診により扁平上皮癌と診断された.左側舌側縁部.潰瘍型舌がん.abc

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