Digital Dentistry YEARBOOK 2016
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CASE PRESENTATION-CAD/CAMVarseoを用いた試作:①個人トレーVarseoを用いた試作:②サージカルガイドVarseoを用いた試作:③スプリントVarseoを用いた試作①個人トレー ベゴ バルセオワックス トレーを用いて個人トレーを製作した(図12a、b)。模型をスキャン後、CADにて簡便に設計が行える。高精度な義歯製作のための機能印象において、とくに有用性があるのではないだろうか。現段階でのコストは若干高いと感じるが、需要が高まってくるにつれ解決していくだろう。また、同一のレジンを使用し、インプラントトランスファージグの製作を試みた(図13a、b)。こちらは簡単な修正を加えるのみで完成できた。②サージカルガイド ベゴ バルセオワックス サージカルガイドを用いてサージカルガイドを製作した。同一データに対し、当社所有のミリングマシーンにより削り出したものと、Varseoでプリンティングしたものを比較した結果、双方ともに適合良好であったが、アンダーカット部に対する再現性が優れていた点においてプリンティングしたものに優位性が認められた(図14)。③スプリント ベゴ バルセオワックス スプリントを用いてスプリントを製作した。従来のプレス型スプリントと比較しアンダーカット部に対する再現性が優れているように感じられた。適合精度は良好であった(図15)。④鋳造用レジンパターン Varseoシステムとベゴ バルセオワックス キャドキャストを用いて上顎金属床製作を行った。クラスプ、コネクタを含む複雑な形状の金属床がデジタルで製作可能となれば、今後デジタル技工の可能性がおおいに拡がることを意味する。図12a、b 液体レジン・ベゴバルセオワックストレーを用いて製作した個人トレー。スペーサーはデザインソフト上で設定可能である。図13a、b 液体レジン・ベゴバルセオワックストレーを用いて製作したインプラントトランスファージグ。この後、レジンにてウォッシュし完成した。図15 液体レジン・ベゴバルセオワックススプリントを用いて製作したスプリント。図14 液体レジン・ベゴバルセオワックスサージカルガイドを用いて製作したサージカルガイド。aabb74

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