一般開業医ができるアンカースクリューを使ったLOT
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13本書の目的●咬合平面の改善 咬合平面の左右方向の傾斜の改善も行える.これにはエッジワイズ装置を使用するのだが,アンカースクリューを植立してエラスティックチェーンをワイヤーにかけて矯正力をかけると,咬合平面の改善ができる(図H-1,2).全顎的な補綴処置を行う際にアンカースクリューを用いた矯正歯科治療を行うことで,よりよい補綴治療が行えるようになる.●挺出 両隣在歯がある場合は,アンカースクリューを用いなくても挺出はできる.しかし隣在歯が歯周病であったり自費の補綴物が装着されている場合や,片側の隣在歯がなく「片持ち梁」の構造になる場合にはアンカースクリューが非常に有用であり,歯槽骨も上がってくる(図I-1,2).図H-1 図H-2 図I-1 図I-2 症例H症例I

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