コンポジットレジン修復のサイエンス&テクニック
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10Class ⅠⅠ級窩洞への応用の位置づけClass Ⅰのポイント1.フロアブルレジンの積極的な応用2.接着操作の原則の順守3.解剖学的形態をいかに賦与するか4.レジンペーストの選択5.内部ステインの応用 これまで歯科用合金あるいはセラミクスを用いて間接修復が行われてきた臼歯部においても、コンポジットレジンを用いた直接修復が可能となった。その要因としてはいくつかの項目が考えられるが、歯質に対する接着技術の向上とともに、コンポジットレジンの機械的性質も改良が加えられたことが大きいであろう。その結果、コンポジットレジン修復の適応範囲は飛躍的に拡大した。 臼歯部へも白い歯を、というのは現在では多くの患者が望むことである。それを可能としたマテリアルテクノロジーは、現在の歯科臨床を支えるものといえる。また、その恩恵を享受するためには、材料の有している特性を十分に把握する必要もある。

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