補綴臨床 はじめの一歩
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01020304050607080910111213141516171819202122232425262720CHAPTER 04 築造窩洞形成CHAPTER 04築造窩洞形成形成でもっとも注意を払う点は、隣在歯とのセパレートである。隣在歯を傷つけないよう注意すること。 まず、キャストコアの製作方法をマスターする。キャストコアは手間がかかり、技術的に困難であるが、これができればレジンコア、ファイバーコアへの応用は可能である。□ タービン用ダイヤモンドポイント:槍状、シリンダー状、ラウンド状、シャンファー用(K1)など□ エンジン用ラウンドバー□ ピーソーリーマー□ 根管形成バー□ カーボランダムポイント:#28、44など。INSTRUMENTS1支台歯の概形成◦歯冠部歯質が完全に保存されている状態を想定して、支台歯の概形成を行う(図4-1)。☞CHAPTER10支台歯形成を参照。◦軸面は歯肉縁下まで形成する(槍状ダイヤモンドポイント)。☞近遠心隣接面のセパレートが終了したら(図4-2)、そのまま全周を歯肉縁下まで形成する。保存できる歯冠部歯質の厚さや高さを決定するためにも、最終的な辺縁まで(歯肉縁下0.5~0.7mm)形成する(図4-3)。◦窩洞内だけを形成し、築造体を作製し、合着後に支台歯形成する方法は不可である。☞築造体合着後の形成は、軸面の歯質が薄くなったり、欠けたりする危険性がある。POINT図4-1 歯冠部歯質が保存されている状態を想定して支台歯を概形成する。������������������������

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