埋伏歯 impacted teeth
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41図2-5埋伏した上顎右側犬歯により重度の歯根吸収が生じた症例a,b:患者は思春期の女性.埋伏した上顎右側犬歯により上顎右側側切歯の歯根に重度の歯根吸収が生じていた.上下歯列ともアーチレングスディスクレパンシーが大きく,治療には抜歯が必要な状況であった.上顎左側側切歯にも同様の歯根吸収の問題がみられたため,上顎両側側切歯と下顎両側第一小臼歯を抜去した.c,d:すべての歯にブラケットを装着し矯正歯科治療を始めたが,6か月経過しても上顎右側犬歯は萌出しなかった.そこで閉鎖誘導法を用いて当該歯に開窓術を実施した.e,f:歯槽頂部に切開を加え,唇側に弁を反転・挙上して埋伏している犬歯の歯冠を露出させ,チェーンを接着した.bacdfe開窓術の選択基準

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