インプラント デンティストリー エンサイクロペディア
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1. インプラント外科処置への応用●インプラント治療との関連では図1のような処置に用いることができる。●使用するチップには、用途に応じて様々な形態のものがある(図2)。嶋田 淳 明海大学歯学部病態診断治療学講座口腔顎顔面外科学分野1piezo electric device(PED), piezo electric element, ultra sonic device for bone cutting9ピエゾエレクトリックデバイスの効果的な使用法Keypoint超音波振動による骨切削器具で、三次元的な微小振動により軟組織損傷が生じにくく、骨組織のみの切削が可能である。精細なキャビテーション効果による骨切削で出血が少ない、解剖学的に困難な部位でも骨切削のコントロールがしやすい、骨組織の損傷が少なく創傷治癒が早いといったメリットがある。骨を正確にかつ低侵襲で切削できるピエゾエレクトリックデバイスは、インプラント治療における高い有効性が示されている。Chapter4外科術式●粘膜剥離用、骨整形用、骨切除用、抜歯用などがある。図2 各種チップ図1 ピエゾエレクトリックデバイスのインプラント治療における応用例●抜歯(即時埋入)●自家骨採取●インプラント窩の形成●サイナスリフト(側方アプローチ)●ソケットリフト(歯槽頂アプローチ)●スプリットリッジ●下歯槽神経移動術●インプラント体撤去 など90

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