必携!矯正装置
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75PART 3床矯正装置Chapter10 咬合挙上板PART 1PART 2Ⅲ. 最大の治療効果を得る勘所(1) 咬合挙上板は1日中装着する必要がある.(2) 小児の社会的背景を考慮すると,1日中の装着は比較的困難である.(3) 下顎は夜間就寝中に後退し,下顎切歯はレジン床水平部と咬合しなくなる.(4) 1日中装着する咬合挙上板に比べて,咬合挙上は夜間就寝中に装着するバイオネーターやアクチバトールが優る.(5) 咬合挙上には,夜間就寝中にバイオネーターやアクチバトールを使用し,昼間に咬合挙上板を使用する.p<11歳4か月>oqt<11歳4か月>suw<11歳10か月>vxri~u :セクショナルブラケット装置装着から6か月後(11歳4か月),上顎切歯部叢生が改善し,上顎切歯を圧下した(i~k).セクショナルブラケット装置を撤去した(l~n).臼歯の挺出による咬合挙上を行うために,咬合挙上板(o~r)を昼間,バイオネーター(s~u)を夜間就寝時に装着した.v~x: 装置装着から6か月後(11歳10か月),見かけ上,咬合が挙上した.咬合挙上板とバイオネーターによる治療を継続した.

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