必携!矯正装置
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74Ⅱ. 症例【症例1】 上顎切歯部叢生と過蓋咬合に対するセクショナルブラケット装置,咬合挙上板およびバイオネーターによる治療(図10-4)b<10歳6か月>acg<10歳10か月>fhj<11歳4か月>ikm<11歳4か月>lndea~e: 10歳6か月の男児.永久歯の破折を主訴として来院した.外傷などの既往はなく,歯が破折したという.上顎左側第一小臼歯と下顎左右側第一大臼歯が破折していた.上下顎切歯部に軽度な叢生が認められた.オーバーバイトは6mm,オーバージェットは3mmであった.上顎側方歯群に比べて,上顎切歯は高位であった.犬歯と第一大臼歯は左右側ともにⅠ級咬合であった.上顎左側第一小臼歯と下顎左右側第一大臼歯の破折,上顎切歯部叢生および過蓋咬合と診断した.上顎左側第一小臼歯は抜去し,下顎左右側第一大臼歯には補綴処置を行った.f~h :診察・検査から4か月後(10歳10か月),セクショナルブラケット装置を装着した.⇒次頁へつづく

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