口腔からウェルエイジング
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口腔から全身の健康へChapter5「噛む」メカニズムChapter1嚥下(飲み込み)のメカニズムChapter2機能と関係する口腔の形態の成り立ちChapter3口腔のエクササイズChapter4図2 舌骨上筋群と嚥下時の喉頭の動き顎舌骨筋a顎二腹筋前腹b茎突舌骨筋c顎二腹筋後腹d舌骨e舌骨上筋群、特に顎二腹筋前腹、顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋によって舌骨が前上方へ引かれ、食道入口部が前上方へ大きく開く。②開口にも役立つ舌骨上筋群 舌骨上筋群は、嚥下とは逆の動作にも役立っています。今度は、舌骨に指を置きながら口を開いてみてください。開口の動作の間、舌骨は動きません。骨と骨に付着する筋は必ず片方が動かず、もう一方が筋の収縮によって近づいてきます。動かないほうの骨の筋付着部を「起始部」、動いてくるほうの骨の筋付着部を「停止部」といいます。口を開く際は、舌骨側が動かないため起始部で、下顎骨側が停止部となります。嚥下の時は舌骨が動くので、舌骨が停止部です。喉頭が前上方へ移動し、食道が開く。嚥下時平常時イラストabcde43

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