歯列育形成の実際
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99上顎および下顎プレートの基本設計2 乳歯列期から歯列育形成を開始した場合でも、混合歯列前期に側方拡大を行う場合がある(図Ⅴ-7a、b)。 もちろん、混合歯列前期から歯列育形成を行う場合も、ほとんどの症例で側方拡大は必要である(図Ⅴ-7a)。 混合歯列前期の終わり頃や中期から始めた場合、乳側方歯群( )の骨植がしっかりしているうちに標準経過態(P21参照)にするのが間にあわないことがある(図Ⅴ-7b)。混合歯列前期(ⅡC、ⅢA前期)2)乳歯列期のdiscrepancy(スペース不足分)の診断は、おおまかに行うからである。その後 萌出時、 萌出時、 萌出時、 萌出時にそれぞれスペース不足分を修正することができ、それに対処するからである。理由 EDCCDE EDC CDE図Ⅴ-7 混合歯列前期上顎プレート基本設計。下顎プレートはⅦ章のCASE17、CASE21の下顎プレートの図を参照。図Ⅴ-8 狭窄した混合歯列期の乳歯列を側方拡大した場合と、何もしないで放置した場合の概念図。a.咬合面側から見たところ。狭窄した混合歯列前期の乳歯列を側方拡大狭窄のまま混合歯列前期から中期へ(連体移動を行わなかった場合)b.標準経過態に近い。まだ側方拡大不足している。c. 萌出。3332変形クラスプ挙上ポイント永久歯乳歯永久歯乳歯永久歯乳歯スペーサー11221122混合歯列前期(ⅡC)中期(ⅢA)混合歯列中期(ⅢA)後期(ⅢB)混合歯列前期(ⅡC)中期(ⅢA)混合歯列中期(ⅢA)後期(ⅢB)

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