最新 リンガルストレートワイヤー法
3/8

12第1章 リンガルストレートワイヤー法の歴史図1‐7 上顎におけるリンガルストレートワイヤー法のアーチフォーム。Li-pointからワイヤーへの距離はパッドの厚みを考慮しミニマム0.5mmに設定。べきか熟考した結果、水平的計測では中切歯基底結節の最突出点(Li-point)を通過し、第一小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯の舌側面上(最大豊隆点Li-point)に限りなく近く(パッドの厚み0.5mmに設定)通過した場合のアーチから舌側面の距離を算定した。上下顎ともに20症例を計測した。その結果、上下アーチともに最大でも約1.4mmしかLi-pointから離れないことがわかった。そして、厚みの差はレジンパッドを用いて各ブラケットに組み込めば、水平的なプレーンアーチ化が可能であるということもわかった(図1‐7、8)。 また、垂直的には、各症例により通過する点は異StraightArch FormEmbrasure LineLi-Point0.5図1‐9 リンガルストレートプレーン(LS-Plane)。上顎臼歯および下顎歯列においてLS-Planeはほぼ歯冠部中央を通るが上顎前歯部ではやや歯頸側となる。51%2.8(5.5)2.3(4.9)3.0(6.3)2.7(5.8)2.8(5.6)2.6(4.7)2.8(5.4)2.3(4.4)3.5(5.2)3.7(7.2)3.4(5.4)3.4(7.1)3.8(6.0)3.4(7.1)Upper LS-PlaneLower LS-PlaneH/LCHH(LSH)47%48%47%50%55%52%52%67%51%63%48%63%48%0.50.50.50AABC00.50.5mmABC16.30.06.325.41.16.535.31.46.746.30.56.855.81.47.267.10.57.676.80.57.3図1‐8 下顎におけるリンガルストレートワイヤー法のアーチフォーム。EmbrasureLineStraightArch FormLi-Point0.50.50.50.50A00.50.5mmABC15.10.05.125.21.25.135.20.55.745.60.56.156.01.07.067.40.57.977.40.57.9BC

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です