その他の図鑑図1 リスク比[RR]20人 50人5020=2.5==20%50%312Dr.Hiroのペリオ図鑑 我々は、“物事の起こりやすさ”といえば確率を考える。100人の健康な“非喫煙者”を10年追跡したら、20人が歯周病を発症したとしよう。この場合、健康な非喫煙者の歯周病の発生のしやすさ(発症率)は、20%の確率ということになる。そして100人の健康な“喫煙者”を同じく10年追跡したところ、今度は50人が歯周病を発症したとしよう。この場合の発症率は50%になる。ちなみにこのような発症率はリスクと表現されるので、非喫煙者の歯周病発症リスクは20%で、喫煙者の歯周病発症リスクは50%となる。50%を20%で割ると、喫煙者は非喫煙者の2.5倍の歯周病発症リスクということになり、これをリスク比[risk ratio / relative risk, RR]という 図1。odds ratio and risk ratio非喫煙者100人喫煙者100人喫煙(+)の発症率(リスク)喫煙(-)の発症率(リスク)リスク比[RR]10年10年歯周病発症発症率(リスク) 歯周病発症発症率(リスク)8-13オッズ比ひとリスク比ひ(-)
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