バーティカルオグメンテーション
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2章2 症例の難易度別分類37難易度Ⅰ 中間欠損と遊離端欠損との比較図2-2-1a 中間歯欠損歯におけるインプラント埋入位置は4番、7番の天然歯根から2.5mm以上離した距離aから決定する。図2-2-1e 下顎5番部の垂直的距離の診査は歯槽骨頂からオトガイ孔上縁までの距離とする。埋入するインプラントの長径が既存骨内に埋入できない場合は垂直的、水平的な骨造成が必要となる。図2-2-1f 下顎67番部の垂直的距離の診査は歯槽骨頂から下顎管上縁までの距離とする。インプラント埋入にあたっては、下顎管上縁から2mm引いた既存骨内にインプラントを埋入する。埋入するインプラントの長径が既存骨内に埋入できない場合は垂直的、水平的な骨造成が必要となる。図2-2-1b インプラント間aの距離内に2本のインプラントを埋入する場合、インプラント直径およびインプラント間の距離が3mm以上確保することが必要である。確保が困難な場合、7番の天然歯の遠心移動が臨床上必要となってくる。2.5mma3mm図2-2-1c 遊離端欠損におけるインプラント埋入位置は、5番の天然歯根の位置がオトガイ孔の位置と比較して正常であれば5番の遠心2.5mm以上離した距離で67番部インプラントの埋入位置を決定する。図2-2-1d 遊離端欠損においてのインプラント埋入位置は5番の位置より2.5mm以上離し、インプラント間の距離が3mm以上確保できる位置に埋入する。6番、7番部の埋入軸面は下顎管に直角である。水平的骨造成が必要な場合は、retromolar pad(臼後三角)付近まで切開する。2.5mm4574

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