イラスト・写真・動画で学ぶ!  低侵襲 歯周組織再生療法
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切開剥離図24図25図26低侵襲 歯周組織再生療法:最新エビデンスに基づく臨床例10図24 Lining切開(一次切開).眼科用メスを使用.歯間部切開はSPPFを適応.下顎前歯の歯間部は幅が狭く,メスを置き入れるだけで切開線が決定されるため,慎重に切開する.また,眼科用メスの幅は歯間幅に合わせ,割れない程度に狭めに作成し,隣在歯の近遠心の歯冠豊隆にメスがぶつからないように調整する.図25 Deepening切開(二次切開).マイクロ剥離子CK-2を使用し,眼科用メスで一次切開した出血線の跡をなぞるよう,慎重にゆっくりdeepening切開を行う.図26 歯肉溝切開.両隣在歯に歯間部から頬側中央部まで1/4円の歯肉溝切開を加える.図27 頬側フラップ剥離.頬側フラップ内側に付着している骨欠損部の不良肉芽をマイクロ剥離子CK-2で切離しながら,マイクロエレベーターを用いて残存骨壁がわずかに露出する範囲まで全層弁にて剥離する.図28 頬側フラップ内面のトリミング.頬側フラップ内面に付着している不良肉芽をマイクロ鋏にてトリミングする.フラップへの血液供給を考慮し,トリミング後の歯間乳頭部の歯肉の厚みは,できれば2mm程度確保する.99

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