どう診る? どう育てる? 子どもたちの歯列と口腔機能
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118■叢生■前歯反対咬合■開咬■上顎前突育児,食習慣の変化叢生・機能性上顎前突開咬・機能性反対咬合異常習癖の定着上咽頭気道の狭窄下顎の後下方成長舌,口腔周囲筋,咀嚼筋の脆弱化鼻腔・気道の狭窄舌骨の下方位口呼吸,低位舌上顎狭窄舌房の狭窄舌・咀嚼筋活動の異常下顎歯列狭窄Part3 予防型矯正治療編a-1a-2a-3図1 a-1〜d-1:子どもたちにみられる代表的な不正咬合.このような歯ならびになった原因を追究しながら,予防的アプローチ法を考えることが大切である.a-2〜d-2:不正咬合の多くが上顎骨の発育不全によって口蓋が狭窄している.とくに上顎6前歯が配列する切歯骨領域の狭窄が顕著なケースが増えている.a-3〜d-3:下顎臼歯が舌側傾斜することで歯列狭窄がみられる.下顎臼歯が舌側傾斜する原因は脆弱な咀嚼機能・舌機能による場合と過度な咬合力によって歯冠高径が低下しながら舌側傾斜する場合がある.b-1b-2b-3c-1c-2c-3d-1d-2d-3図2a 口唇・舌・咀嚼筋の脆弱な機能や機能異常を原因とした不正咬合.軟食化,アレルギーの増加など口腔機能が発達しにくい現代の子どもたちに増加している不正咬合のサークル.さまざまな不正咬合機能不全(後天的要因)による不正咬合の成り立ち

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