慢性疾患としての歯周病へのアプローチ

患者さんの生涯にわたるQOLに貢献するために

野口俊英・林潤一郎 【編集】

2014年02月20日 A4判 250頁

9,900円(税込)

医歯薬出版

マイリストに入れる

マイリストに登録しました。→ マイリストをみる

マイリスト登録件数を超えました

マイリスト登録エラー

レビューを書く

序章 歯周病は治るのか
  1 歯周病は治るのか
  2 治癒(治る)の定義
  3 まだまだ少ない歯周治療の受診者数と今後の歯科医師数
  4 歯周病患者の症例

第1章 歯周病はなぜ慢性化するのか
  1 ビジュアルストーリー
  1 歯周組織破壊のメカニズム
  3 多因子性疾患としての歯周病
  4 慢性化を導くバイオロジー

第2章 慢性疾患の構図からみた歯周病の再発見
  1 ビジュアルストーリー
  2 慢性疾患とは何か
  3 慢性炎症―万性疾患の分子的共通基盤
  4 自然炎症としての歯周病
  5 血管の炎症からみる歯周病
  6 ペリオドンタルメディシン再考
  7 サイトカインを制御する

第3章 病因診断に基づく治療計画の立案
  1 ビジュアルストーリー
  2 病因論の変遷と病因の診断戦略
  3 病因除去に向かうディレクション

第4章 病因が除去されなければ治らない―歯周病を治す方法論―
  1 ビジュアルストーリー
  2 患者自身が行う主体的病因コントロール
  3 プロフェッショナルによる病因除去

第5章 基本治療の限界を超えた歯周組織の問題に,どのように対応するか?
  1 ビジュアルストーリー
  2 歯周基本治療後に残存した歯周ポケットへの対応
  3 歯周組織の形態的問題への対応

第6章 その歯は抜くべきか?
  1 ビジュアルストーリー
  2 抜歯基準としての一提案

第7章 治療? 手入れ? 健康維持のためのプロブレム・コントロール
  1 ビジュアルストーリー
  2 「健康管理」としてのメインテナンス,「治療行為」としてのSPT
    ―長期的な体の変化に対応する継続的加療
  3 リコール間隔はどう決める?―evidenceに基づくリコール間隔の決定方法

最終章 生涯の主治医として
  1 治療スタンスのシフト
  2 長期症例を振り返る―治療結果と患者の声
  3 国民は口腔の保健を守るために行動を起こす必要がある
  4 おわりに―生涯の伴侶として