歯科医師会からの提言 食べる―生きる力を支える[1]

生活の医療

大久保満男・大島伸一 【編】

2012年02月25日 四六判 200頁

1,650円(税込)

中央公論新社

マイリストに入れる

マイリストに登録しました。→ マイリストをみる

マイリスト登録件数を超えました

マイリスト登録エラー

レビューを書く

健康長寿をまっとうするため、歯科医師会からの提言。生きる力を支えるのは、自分の歯で噛み、おいしく食べること。「歯」「食」「生活」を通して、医療の理想を考察。

思想としての8020―――1.生活を支える歯科医療 (大久保満男)
  ◆ 口から食べる 植物状態からよみがえる (角町正勝)
  ◆ 疫学調査1 高齢者特有の肺炎は、口腔清掃によって減少する (米山武義らより)

生きる力を支える医療 (座談 河合隼雄・辻哲夫・山口健・大久保満男)

改めて問う 医療は「生活」に出会えているか (対談 竹内崇仁・大久保満男)
  医療は生活に背を向けてきた
  特養で出会った出来事
  介護の世界で生活に出会った
  歯科は、本来、生活の医療
  ◆ 疫学調査2 機能する歯の多い高齢者は、長生きする。(深井穫博より)
  ◆ 口から食べる 「食べたい」、この一言でした。 (花形哲夫)

胃ろうをめぐって―生命の医療と生活の医療 (座談 鈴木裕・菊谷武・大島伸一)
  「食べられなくなったら胃ろう」でよいか
  胃ろうと高齢者医療の陰
  「食べられなくなったときに死ぬ」という摂理

口のリハビリテーションは医療の根本である (座談 栗原正紀・加藤武彦・黒岩恭子・大久保満男)
  口を大切にすることは、人としての尊厳を守ることだ
  生活に入っていくことがいちばん大事だと気づいた
  「地域リハビリテーション」の考え方があれば、救急医療に専念できる
  医科と歯科の垣根をどうやって低くするか
  現場が教えてくれる、トータルに診るということ
  リハビリの技術として進化した口腔ケア

歯科医療のパラダイム転換―専門職能団体の社会的責任 (大島伸一)

生きがいを支える歯科医療に期待し、提言する (生きがいを支える国民歯科会議)