咬合学と歯科臨床

よく噛めて,噛み心地の良い咬合を目指して

中野雅徳・坂東永一 【編】

2011年09月01日 A4判 348頁

17,600円(税込)

医歯薬出版

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第1編 咬合に関連する基礎的な知識
  第1章 石原咬合論と咬合・顎運動の可視化と標準化をめざした新しい咬合論
    はじめに
    1 機械的咬合論の誤りを正した石原教室の研究
    2 石原後の咬合・顎運動研究から咬合学の体系化をめざす新しい咬合へ
    おわりに
  第2章 咬合を理解するための形態(解剖)と機能(生理)
    1 歯,歯周組織,顎関節,咀嚼筋
    2 運動制御,神経筋反射機構,咀嚼運動の制御,姿勢制御
    3 咀嚼効率,咬合力,バイオメカニクス,歯の運動,歯のひずみ
    4 咀嚼時の顎運動と力
  第3章 咬合と顎運動 -咬合をダイナミックにとらえるために-
    1 基準点,基準線,基準面
    2 顎位,顎運動の表現方法
    3 咬合様式
    4 顎運動と歯列形態・顎関節形態の可視化
  第4章 咀嚼と咬合面形態
    1 咀嚼運動
    2 主機能部位
    3 咬合面形態と咀嚼運動
    4 顎機能制御系
  第5章 睡眠時ブラキシズム
    1 睡眠時ブラキシズムの概説
    2 最新の知見
    3 睡眠時ブラキシズムの影響
    4 睡眠時ブラキシズムのマネジメント

第2編 咬合診査,診断と咬合治療
  第1章 咬合診断のための基本的事項
    1 咬合の5要素
    2 天然歯の咬合,義歯の咬合,インプラントの咬合
  第2章 咬合に関する診査法
    1 各種の診査法
    2 咬合診断の実際
    3 顎運動の検査と咬合
    4 画像診査と咬合
  第3章 咬合の5要素に基づいた咬合治療
    1 咬合平面,咬頭嵌合位
    2 歯のガイド
    3 ファセットを読む-顎運動に調和したクラウンを製作するための歯科技工士の視点-
  第4章 顎機能障害(顎関節症)と咬合
    1 顎機能障害の病因論と咬合異常
    2 顎機能障害に対する咬合治療の適応症と治療の進め方
    3 スプリントの実際
    4 歯科心身症と咬合
  第5章 歯周病と咬合
    1 歯周病と咬合性外傷
  第6章 発育と咬合
    1 咬合誘導・予防矯正
  第7章 その他の歯科関連疾患と咬合
    1 顎関節の習慣性脱臼
    2 顎関節脱臼と鑑別すべき病態
    3 強い噛みしめ時に下顎のズレとクリッキングが発現した症例
    4 睡眠時無呼吸症候群と咬合
  第8章 咬合のメインテナンス
    1 フォローアップ
    2 ナイトガードの使用
    3 ブラキシズムへの対応の違いによって経過に差が出た2症例
  第9章 咬合研究・咬合治療の将来展望