絶版

イミディエート インプラントロジー

林揚春・武田孝之 【編著】
荒垣一彦・上原芳樹・木原敏裕・桜井保幸・桝屋順一・森田耕造 【著】

2007年02月28日 A4変型判 160頁

18,700円(税込)

ゼニス出版

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  世界で発信される口腔インプラント関連の臨床的なエビデンスは、コーカソイドを対象としたものが多く、骨格系に劣るモンゴロイドを対象としたものは少ない。また、人種を考慮した比較解剖学的見地からインプラントを研究した文献はほとんど見られない。骨格系に優れたコーカソイドは、骨量も豊富であり、インプラントにおいても良好な結果が得られることが多いのである。一方、日本人などのモンゴロイドは、コーカソイドと比較して骨格系に劣り、顎骨(歯槽骨)の質や量においてもその傾向は顕著である。つまりコーカソイドにおいて有効なインプラントの術式が、すべてにおいて日本人に適応すると考えるのは根本的に無理なのである。
  本書「イミディエートインプラントロジー」は、世界標準のエビデンスを取り入れながらも骨格系に劣る日本人へのインプラント臨床を念頭に置いた「日本人の、日本人による、日本人のための」一冊である。

Stage1 臨床におけるインプラントの位置づけとこれからの臨床的方向性
Stage2 抜歯即時埋入インプラントの適応基準を考える
  -Using Membrane VS Natural Healing-
Stage3 抜歯即時埋入インプラントにおけるインプラントポジションと補綴形態の重要性
Stage4 HAインプラントによって可能となる抜歯即時埋入インプラントの臨床術式
Stage5 患者中心のインプラント治療
Stage6 審美領域における抜歯即時埋入インプラント
Stage7 臼歯部における抜歯即時埋入
Stage8 上顎洞底に近接した抜歯即時埋入インプラント
Stage9 炎症部位の抜歯即時埋入 -抜歯即時埋入の3原則-
Stage10 多施設における単独歯抜歯即時埋入インプラントの生存率について